かんべり修理
↑ かんべり修理のビフォーアフター
本来は見た目の問題じゃなくて音色に支障がきたしているからやる修理です。
三味線は使用頻度で絃の跡がついたりして棹面が減ってきます。その減っているところが深く掘れてきてしまうと音色がビンづくようになり不快な音色になってきます。それを新品当時のように綺麗に削る修理を「かんべり」(勘減りって書くのかな?)と言います。
この「かんべり修理」の本来の意義は「棹面を整える」ってことなんだけど、実際に削っているのでやっぱ胴との角度も狂ってしまうわけです。
ですので「かんべり修理」をした際は端調整も併せてやることをお勧めします。
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